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■5次元の世界のゆくえ
家の本棚を整理しながら、ふと思い出したリサ・ランドール博士による5次元理論の実証実験の話。

昨年スイスで国家が数千億円もの投資したものの、実験装置のトラブルで急遽中止となってしまったこの実証実験。その後どうなったのかと思い調べてみたら、今年9月に再開決定となっていたようですね。
タイムマシーンが実現する日も目前なのか。



*参考
米「タイム」誌はこのほど、2007年の「世界で最も影響力のある100人」の一人に、ハーバード大学の理論物理学者リサ・ランドール博士(44)を選んだ。ランドール博士は、宇宙には次元が無限に存在する可能性を提唱し、現在世界で最も注目を集めている物理学者の一人である。

 明慧ネットの報道によると、ランドール博士は核分裂実験の過程で偶然、一部の素粒子が突然消失するのを発見したという。このことから、それらの素粒子は我々人類の目に見えない5次元空間に飛んで行ったため、突然姿を消したのである、という大胆な仮説を立てた。この仮説は、アインシュタインの一般相対性理論と大きく矛盾することから、国際物理学会に大きな波紋を投げかけている。

 「タイム」誌の報道によると、宇宙に異次元が隠れていると推測したのは、ランドール博士が初めてではない。しかし、空間の余剰次元はおそらく無限大であるという説は革新的であるという。博士は、「5次元空間は、私たちから遠く離れているわけではなく、すぐそばに存在するのかもしれない。ただ、上手く隠されているので、私たちの目には見えないだけだ」と語っている。

 欧州の原子核研究センターは現在、スイスとフランスの国境付近の地下100メートルのところに、世界で最大規模の素粒子衝突型加速器(LHC)を建設中であり、この装置が完成すれば、ランドール博士の提唱した5次元空間の問題に答えが出されることになるといわれている。

 実験では、一周27kmの環状トンネルの中で、陽子を光速近くまで加速させ、毎秒8億回の頻度で互いにぶつけ合う。衝突の際、陽子よりも小さな素粒子が大量に放出されることになるのだが、もしその素粒子の一部が消失すれば、それらが人類には見えない5次元空間に入ったという仮説を証明することになるという。
by junnn_suzuki | 2009-04-28 03:35
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